没後100年記念 ビゲロー 幻のコレクションと近代日本画の夜明け──日本美術に魅せられたボストン人──

没後100年記念 ビゲロー 幻のコレクションと近代日本画の夜明け──日本美術に魅せられたボストン人──

開催予定
会期
2026年10月30日2026年12月13日
所要時間
90分〜120分(当サイトによる目安)
所在地
〒461-8525 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2
混雑状況
愛知県美術館の公式X(@apmoaXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

名古屋市の愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)で、2026年10月30日(金)から12月13日(日)まで、企画展「没後100年記念 ビゲロー 幻のコレクションと近代日本画の夜明け──日本美術に魅せられたボストン人──」が開催されます。明治の日本画の支援者であり、ボストン美術館の日本美術コレクションの礎を築いた大コレクター、ウィリアム・ビゲロー(1850-1926)の没後100年を記念する展覧会です。前期・後期で多数の作品を展示替えします。所要時間の目安は90分〜120分。

ビゲロー展はどんな展覧会?

本展は、一度はアメリカに渡り、昭和初期に日本に戻った肉筆浮世絵を中心とするビゲロー旧蔵の美術作品や、ビゲローが支援した狩野芳崖、橋本雅邦ら鑑画会周辺で活躍した画家たちによる日本画を展示します。あわせて、仏教に帰依したビゲローが終生の拠りどころとした園城寺法明院(滋賀県大津市)に残る遺愛の品々を紹介します。旧ビゲロー・コレクションで現在愛知県美術館が所蔵する橋本雅邦《秋景山水図》を含むゆかりの美術作品・資料を通して、ビゲローの日本美術への愛情と貢献を振り返る構成です。展示は「日本美術コレクター、ビゲロー」「日本画の支援者、ビゲロー」「名古屋で活躍、前田錦楓」「仏教徒、ビゲロー」という4つの切り口で組まれています。会期は前期(10月30日〜11月15日)と後期(11月17日〜12月13日)に分かれ、前期展示数は約100点(うち前期のみ約30点、場面替え8点)、後期展示数も約100点(うち後期のみ約30点、場面替え8点)です。主催は愛知県美術館と中日新聞社、共催はNHK名古屋放送局、協力は総本山 園城寺(三井寺)と日本フェノロサ学会。

主な展示内容・注目の作品

  • 喜多川歌麿《太夫と禿(かむろ)図》寛政(1789-1801年)頃、城西大学水田美術館蔵【前期展示】
  • 【重要文化財】狩野芳崖《悲母観音》明治21(1888)年、東京藝術大学蔵。展示期間は12月1日(火)〜13日(日)のみです
  • 【重要文化財】狩野芳崖《不動明王》明治20(1887)年、東京藝術大学蔵【前期展示】
  • 前田錦楓《蓮池飛燕》明治26(1893)年頃、前田速念寺蔵【通期展示】、前田錦楓《紫陽花》明治20-29(1887-1896)年、前田速念寺蔵【通期展示】
  • 鶴沢探索《群鶴図》江戸時代(18世紀)、園城寺(法明院)蔵【通期展示】
  • 《ビゲロー肖像写真》明治時代(19世紀)、園城寺(法明院)蔵【通期展示】
  • 旧ビゲロー・コレクションで現在愛知県美術館が所蔵する橋本雅邦《秋景山水図》

ビゲロー展の見どころ3選

  • 国内に散った旧ビゲロー・コレクションが集まること。4万点以上の日本美術・工芸作品を集めたビゲローがアメリカに持ち帰ったコレクションの一部は、昭和初期に日本へ戻りオークションに出品されました。その後日本各地で保管されてきた、喜多川歌麿や葛飾北斎らの肉筆浮世絵をはじめとする「幻のコレクション」を再び集結させます
  • 明治の日本画改革を支えたパトロンという視点。ビゲローはフェノロサに共鳴して強力なパトロンとして運動を支え、鑑画会では狩野芳崖や橋本雅邦らが新しい「日本画」の創出をめざしました。ビゲローはのちに岡倉天心を中心に橋本雅邦、横山大観、菱田春草、下村観山らが日本美術院を設立した際にも寄附を行っています
  • 名古屋ゆかりの女性画家、前田錦楓。錦楓は鑑画会で活躍した唯一の女性画家で、狩野芳崖の弟子として名古屋の前田速念寺に嫁ぎ、そこで制作に励みました。デザインの分野でも才能を発揮し、その図案は鑑画会が創設した「ビゲロー賞」を受賞しています

料金・開館時間

  • 観覧料は当日券が一般1,900円、大学生1,000円、高校生800円。中学生以下は無料
  • 通常前売券は一般1,700円、大学生800円、高校生600円で、販売期間は7月9日(木)〜10月29日(木)です
  • 20名以上の団体は通常前売料金で入場できます
  • 本展のチケットで、会期中に限り愛知県美術館のコレクション展も観覧できます
  • 各種障害者手帳、特定医療費受給者証(指定難病)または指定難病登録者証をお持ちの方とその付き添いの方(1名)は無料。当日会場で提示します
  • 開館時間は10:00-17:00、金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
  • 休館日は11月2日(月)、11月16日(月)、11月30日(月)、12月7日(月)

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

愛知県美術館は愛知芸術文化センターの10階にあります。地下鉄「栄」駅から徒歩約5分で、名古屋駅からは東山線、金山駅からは名城線で栄駅に出ます。10階ロビーのミュージアムショップでは展覧会図録や絵はがき、オリジナルグッズなどを販売しており、本展の公式図録(B5判260ページ、3,080円税込/いずれも予定、風媒社)も用意されます。なお10階レストラン「ウルフギャング・パック」は2026年8月末で営業を終了しました。同じ建物の8階には愛知県美術館ギャラリーがあります。

まとめ

「没後100年記念 ビゲロー 幻のコレクションと近代日本画の夜明け──日本美術に魅せられたボストン人──」の会期は2026年10月30日から12月13日まで。前期(10月30日〜11月15日)と後期(11月17日〜12月13日)で約30点ずつが入れ替わり、重要文化財の狩野芳崖《悲母観音》は12月1日から13日までの展示です。狙いの作品がある場合は、展示期間を確かめてから日程を決めてください。通常前売券の販売は10月29日(木)までです。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

愛知県美術館

愛知県美術館

〒461-8525 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2

名古屋・栄の複合文化施設「愛知芸術文化センター」内にある愛知県美術館。クリムト、ピカソ、マティスから現代美術まで、約8,000点のコレクションを10階の展示室で堪能できます。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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