法華経の美術――つくるとは、願うこと

法華経の美術――つくるとは、願うこと

開催予定
会期
2026年12月12日 〜 2027年2月7日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
混雑状況
サントリー美術館の公式X(@sun_SMA)Xで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

東京・六本木の東京ミッドタウン ガレリア3階にあるサントリー美術館で、2026年12月12日(土)から2027年2月7日(日)まで、「法華経の美術――つくるとは、願うこと」が開催されます。法華経が善い行い〈作善(さぜん)〉として説く経の書写や荘厳、寺塔の建立、仏像の造立といった“つくる”行為に着目し、「造塔」「写経と奉納」「造像」の3つのテーマで、古代から近世に至る法華経美術の名品・名宝を紹介する展覧会です。作品保護のため、会期中に展示替があります。所要時間の目安は60分〜90分。

法華経の美術展はどんな展覧会?

法華経は、すべての人々が平等に成仏できることや、現世のあらゆる苦しみ・災いからほとけによって救われることを説いた経典で、紀元前から3世紀頃までにインドで成立しました。中国・朝鮮半島を経由して飛鳥時代に日本へ伝わり、貴賤僧俗・老若男女を問わずひろく信仰されてきました。本展は、その信仰の在り様を伝える造形美術を通して、“つくる”ことに託された人々の“願い”を紐解きます。近世絵師たちによる法華経信仰の側面にも注目し、その創作活動との関係に迫ります。

構成は「プロローグ 白蓮華のように最も優れた正しい教え」「第1章 造塔 ―― 仏法の象徴、願いを起てる」「第2章 写経と奉納 ―― 善美を尽くした、不朽の法華経」「第3章 造像 ―― 願いを託した、ほとけの姿」「エピローグ 近世美術と法華経」の5つです。なお、会場では章と作品の順番が前後する場合があります。

主な展示内容・注目の作品

  • プロローグに釈迦如来坐像(保延4年〈1138〉、奈良・法隆寺、通期展示)、重要文化財《法華経曼荼羅》(鎌倉時代、京都・海住山寺、展示期間1/13~2/7)
  • 第1章に国宝《銅板法華説相図》(飛鳥~奈良時代、奈良・長谷寺、通期展示)、泥塔経(智積寺経塚出土、奈良国立博物館、通期展示)
  • 第2章に国宝《扇面法華経冊子 巻第一》(平安時代、大阪・四天王寺、展示期間1/13~2/7、場面替あり)、国宝《金銀鍍宝相華文経箱(比叡山横川出土)》(長元4年〈1031〉、滋賀・延暦寺、通期展示)
  • 第3章に重要文化財《十一面観音菩薩立像》(鎌倉時代、奈良・華厳宗元興寺、通期展示)、重要文化財《普賢十羅刹女像》(鎌倉時代、奈良国立博物館、展示期間1/13~2/7)
  • 2025年にサントリー美術館の所蔵となった重要文化財《象・獅子》(鎌倉時代)を収蔵後初公開(通期展示)
  • エピローグに狩野探幽《日蓮上人龍之口法難図》(寛文13年〈1673〉、京都・本法寺、展示期間12/12~1/11)

法華経の美術展の見どころ3選

  • 収蔵後初公開の重要文化財《象・獅子》。釈迦如来の左右で脇侍をなした普賢菩薩と文殊菩薩の獣座(台座)であったとみられる一対で、象の豊満な肉付きや獅子の大きく巻いた鬣、造立当初の彩色や截金文様が残ります
  • “塔”の多様なかたち。法華経では塔の建立が作善のひとつとされ、見宝塔品では多宝如来が宝塔とともに地中から出現する劇的な場面が語られます。第1章では、仏法のシンボルとして重んじられてきた塔を絵画・工芸・書跡の作品から見ていきます
  • 近世絵師と法華経。狩野派や本阿弥家など町衆にルーツをもつ絵師・文化人には法華宗徒が少なくなく、葛飾北斎も法華経を信仰していたひとりと伝わります。信仰が創作を支えた側面をエピローグでたどります

料金・開館時間

  • 入館料は一般 当日1,800円・前売1,600円、大学生 当日1,200円・前売1,000円、高校生 当日1,000円・前売800円。中学生以下は無料
  • 障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介助の方1名様のみ無料
  • 前売期間は9月16日(水)から12月11日(金)まで。サントリー美術館受付での前売券販売は11月8日(日)までの開館日に限られます。数量限定の前売ペアチケット(3,000円、2名様分で2回券としても利用可)は美術館受付と公式オンラインチケットで販売
  • チケットはサントリー美術館受付(休館日、展示替え期間中を除く)、公式オンラインチケット、ローソンチケット(Lコード 35309)、セブンチケット(セブンコード 116‐487)で販売
  • 割引は、国立新美術館・森美術館の企画展チケット提示(あとろ割)と20名様以上の団体が100円割引、記念カード“感謝のしるし”提示で300円割引。他の割引との併用はできません
  • 開館時間は10:00~18:00(金曜日は10:00~20:00)。2月6日(土)は20時まで開館。いずれも入館は閉館の30分前まで
  • 休館日は火曜日と12月29日(火)~1月1日(金・祝)

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

サントリー美術館は東京ミッドタウンのガレリア3階にあり、都営大江戸線六本木駅の出口8から直結、東京メトロ日比谷線六本木駅からも地下通路で直結しています。東京メトロ千代田線乃木坂駅の出口3からは徒歩約3分です。10:00〜11:00はガレリア1階の入口から入館します。館内には「不室屋」がプロデュースする不室屋カフェと、所蔵品をモチーフにしたオリジナル商品を扱うミュージアムショップがあります。国立新美術館や森美術館の企画展チケットで100円割引になるので、六本木の美術館めぐりと組み合わせやすい立地です。

まとめ

「法華経の美術――つくるとは、願うこと」は、写経や造塔、造像といった“つくる”行為に込められた願いから法華経美術を見直す展覧会です。会期は2026年12月12日から2027年2月7日まで。国宝《銅板法華説相図》や収蔵後初公開の重要文化財《象・獅子》などは通期展示、《扇面法華経冊子》や《法華経曼荼羅》は1月13日からの展示、狩野探幽の作品は1月11日までの展示なので、目当ての作品があれば展示期間を確かめてから訪れてください。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

サントリー美術館

サントリー美術館

〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F

東京ミッドタウン内に位置するサントリー美術館。「生活の中の美」をテーマに、国宝1件、重要文化財15件を含む約3,000件の日本美術コレクションを、隈研吾設計の優美な空間で鑑賞できます。

美術館の詳細・アクセスを見る →

サントリー美術館のその他の企画展

関東で開催中・開催予定の企画展