常設展 名品コレクション展Ⅱ(後期)

常設展 名品コレクション展Ⅱ(後期)

開催中
会期
2026年9月19日 〜 2026年11月29日
所要時間
45分〜60分(当サイトによる目安)
所在地
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-17-25
混雑状況
名古屋市美術館の公式X(@ncam_Nagoya)Xで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

名古屋市中区の白川公園内にある名古屋市美術館で、2026年9月19日(土)から11月29日(日)まで、「常設展 名品コレクション展Ⅱ(後期)」が開催されています。会場は常設展示室1・2です。約11,000点の所蔵作品から時期ごとのテーマにあわせて作品を選ぶ常設展で、今期は、2026年に生誕140周年を迎えた藤田嗣治とディエゴ・リベラを取り上げる2つのコーナーを含む、4つのコーナーで構成されています。所要時間の目安は45分〜60分。

名品コレクション展Ⅱ(後期)はどんな展覧会?

名古屋市美術館の常設展「名品コレクション展」は、1年度を3期に分けて展示替えを行います。今期の「名品コレクション展Ⅱ」は、7月11日から9月6日までの前期と、9月19日から11月29日までの後期に分かれ、後期では一部の作品が入れ替わっています。コーナーは次の4つです。

  • エコール・ド・パリ:生誕140周年 藤田嗣治とディエゴ・リベラ
  • メキシコ・ルネサンス:生誕140周年 藤田嗣治とディエゴ・リベラ
  • 現代の美術:絵画のマチエール - 絵肌
  • 郷土の美術:大澤鉦一郎と宮脇晴

解説リーフレットによると、藤田とリベラは絵の勉強のため同じ時期にヨーロッパに滞在し、パリで出会って交流しました。藤田は1932年にメキシコシティでリベラの壁画を見て感動し、翌年にはタスコで北川民次を訪ねています。2つのコーナーでは、2人の作品とともに、交流のあった美術家や影響を与えあった美術家の作品が並びます。隣の常設展示室3では、特集「<郷土の洋画家シリーズⅡ>愛美社の画家・水野正一を中心に」も同じ会期で開かれています。

主な展示内容・注目の作品

  • エコール・ド・パリのコーナーに、藤田嗣治《自画像》1929年、《二人の祈り》1952年、アメデオ・モディリアーニ《おさげ髪の少女》1918年頃、ハイム・スーチン《農家の娘》1919年頃、キスリング《ルネ・キスリング夫人の肖像》1920年、ジュール・パスキン《クララとジュヌヴィエーヴ》1925年
  • 後期のみの展示として、藤田嗣治《ベルギーの婦人》1934年、《秋海棠》1943年、藤田が鬼頭鍋三郎に送った《クリスマス・賀正カード》3点(1955-56年、1959-60年、1960-61年)
  • メキシコ・ルネサンスのコーナーに、ディエゴ・リベラ《スペイン風景(トレド)》1913年、フレスコの《プロレタリアの団結》1933年、《ヘンリー・ノーウェッブの肖像》1935年。後期のみ木炭の《赤軍の行進》1928年も
  • オロスコ《メキシコ風景》1932年、シケイロス《婦人像》1934年、タマヨ《黒人の仮面(カーニバル)》1939年、北川民次《トラルパム霊園のお祭り》1930年、ポサダの版画(後期は《骸骨ドン・キホーテ》《芸術の煉獄》《骸骨新聞人》など)
  • 現代の美術のコーナーに、熊谷守一《山椿》《冬の夜》、三岸節子《プチカナル》1973年、久野真《鋼鉄による作品》、アンゼルム・キーファー《シベリアの王女》1988年、フランク・ステラ《説教》1990年
  • 郷土の美術のコーナーに、大澤鉦一郎《リンゴ三つ》《田舎の少年》《アツ子とユミ子》、宮脇晴《夜の自画像》《卓上の林檎》《老母の座像》《傘》《藍の中の座像》

名品コレクション展Ⅱ(後期)の見どころ3選

  • 同じ年に生まれた藤田とリベラを2つの部屋で見比べられること。リベラは1913年頃から17年頃にかけて200点以上のキュビスムの作品を描き、《スペイン風景(トレド)》はその時期の1点です。1914年にリベラが藤田とその友人の画家・川島理一郎を描いた作品が知られていることにも、リーフレットは触れています
  • 後期に初公開される、藤田から鬼頭鍋三郎へのクリスマス・賀正カード。名古屋出身の画家・鬼頭鍋三郎(1899-1982)は1954-55年にパリの藤田を訪ねており、2人の交流を伝える資料です
  • 「絵肌」に目を向ける現代美術のコーナー。油絵具は筆やパレットナイフの跡が残って表面が凸凹になり、正面から、遠くから、しゃがんで下からと見る位置を変えると、照明が生む絵具の影で見え方が変わると解説されています

料金・開館時間

  • 常設展観覧料は一般450円、高校・大学生300円、名古屋市内在住65歳以上150円、中学生以下無料(学生証・敬老手帳等を提示)
  • 団体(30名以上)は一般400円、高校・大学生270円、名古屋市内在住65歳以上130円
  • 開催中の特別展「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵」の観覧券でも見られます
  • 市科学館の展示室と共通の「芸術と科学の杜 共通観覧券」は一般750円(特別展・プラネタリウムは対象外)
  • 開館時間は9:30〜17:00、祝休日を除く金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
  • 休館日は月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日休館。ただし11月24日は開館)。11月30日〜12月9日は展示替期間です
  • ボランティアガイドによるギャラリートークを、開館日の11:00〜と13:30〜に開催

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

名古屋市美術館は「芸術と科学の杜」白川公園の中にあります。地下鉄東山線・鶴舞線の伏見駅5番出口から南へ徒歩8分、鶴舞線の大須観音駅2番出口から北へ徒歩7分、名城線の矢場町駅4番出口から西へ徒歩10分。来館者用の駐車場はありません。館内のコーヒーショップ「Sugiura Coffee」は、全面ガラス窓から白川公園の緑が見える店で、注文を受けてから豆を挽くスペシャルティコーヒーと、手作りのケーキやサンドイッチを出しています。

まとめ

「常設展 名品コレクション展Ⅱ(後期)」の会期は2026年9月19日から11月29日まで。生誕140周年の藤田嗣治とディエゴ・リベラを2つのコーナーで取り上げ、後期には藤田が鬼頭鍋三郎に送ったクリスマス・賀正カードが初公開されています。一般450円で、エコール・ド・パリからメキシコ、現代美術、名古屋の洋画までを一度にたどれる展示です。特別展の観覧券でも入れるので、ゴッホ展とあわせて回る人も時間を取っておくとよいでしょう。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

名古屋市美術館

名古屋市美術館

〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-17-25

名古屋の中心・白川公園内に位置する名古屋市美術館。黒川紀章設計の建築に、モディリアーニ「おさげ髪の少女」をはじめ、エコール・ド・パリやメキシコ美術など個性的なコレクションを収蔵。

美術館の詳細・アクセスを見る →

名古屋市美術館のその他の企画展

中部で開催中・開催予定の企画展