原安三郎コレクション 北斎×広重

原安三郎コレクション 北斎×広重

開催中
会期
2026年10月10日 〜 2026年12月6日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒013-0064 秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46
混雑状況
Xで来場者の反応を見る(いずれも別のタブで開きます)

横手市の秋田県立近代美術館で、2026年10月10日(土)から12月6日(日)まで、特別展「原安三郎コレクション 北斎×広重」が開催されています。会場は5階展示室、会期は58日間です。日本化薬株式会社元会長・原安三郎(1884-1982)が蒐集した浮世絵コレクションから、葛飾北斎や歌川広重の名所絵を中心に紹介する展覧会です。会期中、11月9日は展示替のため休場します。所要時間の目安は60分〜90分。

原安三郎コレクション 北斎×広重はどんな展覧会?

財界の重鎮として活躍した原安三郎が蒐集した浮世絵は、質・量ともに優れた個人コレクションとして高く評価されています。公式サイトによれば、いわゆる「揃物」(シリーズ)が丹念に蒐集されていることが特徴の一つで、とりわけ葛飾北斎や歌川広重による名所絵シリーズが充実していることで知られています。

原は明治17年(1884)、徳島市に生まれました。生家は徳島藩(藩主・蜂須賀氏)の普請方を務めた家柄で、父親は徳島特産の藍を扱っていました。3歳の頃に骨膜炎を患い、後遺症により左足と右の腕が不自由となりましたが、早稲田大学商科を最優秀の成績で卒業し、のちに日本化薬株式会社をはじめとする70以上の企業群の総帥となりました。浮世絵コレクションは、大正のはじめに横浜を発ってアメリカに帰国する宣教師から譲り受けたコレクションが母体となり、その後も折に触れて買い求めていったものと伝えられています。幼い頃から藍が身近だったことも、藍色が印象的な名所絵に惹かれた理由の一つかもしれないと公式サイトは記しています。

主な展示内容・注目の作品

  • 葛飾北斎による名所絵のシリーズ。公式サイトは「北斎の富士」として、誰もが知る著名な浮世絵を挙げています
  • 歌川広重による名所絵のシリーズ。こちらは「広重の東海道」として紹介されています
  • 初公開の肉筆画。版画だけにとどまらないコレクションの広がりが示されます
  • 原安三郎の命により制作された絵巻
  • 「揃物」(シリーズ)としてまとめて蒐集された名所絵の数々

北斎×広重の見どころ3選

  • 揃物でそろったコレクションであること。名所絵を一図ずつではなくシリーズとして見比べられるため、北斎と広重がそれぞれの連作で何を見せようとしたのかをたどれます
  • 浮世絵以外の広がり。初公開の肉筆画や、原の命により制作された絵巻も出品され、版画の蒐集家という枠に収まらないコレクションの姿が見えます
  • 蒐集者・原安三郎という人物。徳島の藍を扱う家に生まれ、身体の不自由を抱えながら経済界の中心に立った人物が、どんな眼で浮世絵を選んだのかという視点から展示を読み解けます。10月10日には小池満紀子氏による記念講演会「原安三郎が愛した北斎と広重」も開かれます(要事前申込・無料)

料金・開館時間

  • 観覧料(税込)は一般1,200円(1,000円)、高・大学生800円、中学生以下無料
  • ( )内は前売り・20名以上の団体の料金です。高・大学生は要学生証提示
  • 一般ペアチケットは1,800円(前売りのみ)。前売券の販売期間は2026年7月1日(水)から10月9日(金)までで、会期中は当日券のみの販売です
  • 障害者手帳またはミライロID提示の方は半額(介添1名半額)。本展の半券提示で100円引きのリピーター割、AABアプリのクーポン画面提示で100円引きのAABアプリ割もあります(各割引の併用は不可)
  • 開館時間は9:30〜17:00(最終入館16:30)
  • 休館日は年末年始とメンテナンス休館(1月中旬〜下旬)で、会期中は11月9日が展示替のため休場します
  • チケットは前売券と当日券の販売で、公式サイトに日時指定予約の案内はありません。当日券は秋田県立近代美術館と秋田ふるさと村で販売されます

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

秋田県立近代美術館は横手市赤坂の「秋田ふるさと村」に隣接して建っています。ふるさと村は秋田の食文化や工芸品、周辺エリアの祭や観光情報などを紹介するテーマパークで、東北最大級のプラネタリウム「スペーシア」、トリックアートを楽しめる「ワンダーキャッスル」、工芸品の実演・体験・販売を主とした「工芸工房」、お酒をはじめ特産物などを販売する「ふるさと市場」といったコーナーがあります。美術館側にはミュージアムショップがあり、館の周囲には「彫刻広場」「彫刻の丘」「彫刻の小道」として野外彫刻が置かれています。展示室を出たあとに屋外を歩いてみるのもよいでしょう。

まとめ

特別展「原安三郎コレクション 北斎×広重」は、2026年10月10日から12月6日までの58日間、秋田県立近代美術館5階展示室で開かれます。一般1,200円で、北斎と広重の名所絵シリーズに加え、初公開の肉筆画や絵巻までを含む原安三郎コレクションの広がりに触れられる構成です。11月9日は展示替のため休場となるため、訪問日を決めるときは気をつけてください。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

秋田県立近代美術館

秋田県立近代美術館

〒013-0064 秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46

秋田自動車道・横手インターに程近い田園地帯に建つ、秋田県ゆかりの美術を紹介する美術館。江戸中後期の洋風画「秋田蘭画」と、福田豊四郎ら県ゆかりの近代・現代作家のコレクションで知られます。

美術館の詳細・アクセスを見る →

秋田県立近代美術館のその他の企画展

北海道・東北で開催中・開催予定の企画展