生誕130年 前田寛治 ―ポエジイとレアリスム 一九三〇年協会設立100年
- 会期
- 2026年10月10日 〜 2026年12月13日
- 会場
- 鳥取県立美術館
- 所要時間
- 60分〜90分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒682-0022 鳥取県倉吉市駄経寺町2-3-12
- 公式サイト
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倉吉市駄経寺町の鳥取県立美術館で、2026年10月10日(土)から12月13日(日)まで、企画展「生誕130年 前田寛治 ―ポエジイとレアリスム 一九三〇年協会設立100年」が開催されています。会場は3F 企画展示室です。鳥取県東伯郡中北条村(現 北栄町)国坂出身の洋画家・前田寛治(1896-1930)の生誕130年と、前田が設立に加わった美術団体「一九三〇年協会」の設立100年を記念する展覧会です。所要時間の目安は60分〜90分。
生誕130年 前田寛治展はどんな展覧会?
前田寛治は、戦前の洋画界に彗星のごとくあらわれ、独特の存在感を放った洋画家です。自身の中にある詩的感性(ポエジイ)と、独自に構築した写実観(レアリスム)とを絵画の上で融合させることを追求しながら、実に多彩な作品を生み出し続けました。東京美術学校で油彩画の基礎を身につけた後にパリへ留学し、2年5カ月にわたる滞在のなかで、西洋絵画史の伝統を踏まえた上で独自のレアリスムを体得するに至ります。帰国後は帝展を舞台に婦人像や裸婦像の大作が評価され、瞬く間に画壇の寵児となりました。同時に、里見勝蔵、木下孝則、小島善太郎、佐伯祐三とともに、日本における新しい油彩画の創造を目指す美術団体「一九三〇年協会」を設立。同協会は展覧会や講演会の開催を通じ、帝展や二科展に対抗する新しい時代の勢力として注目を集めます。33歳6カ月あまりで早世しましたが、情熱的でありながら真摯に絵画制作に取り組み続けたその姿勢は、同時代の若き画家たちの奮起を促しました。本展は、この画家の画業をあらためて振り返り、同協会の会員たちの作品と併せて紹介するもので、近代日本の若き洋画家たちが追い求め、築こうとしたものとは何だったのかを見つめ直します。
主な展示内容・注目の作品
- 前田寛治《二人の労働者》1923年、油彩・カンヴァス、公益財団法人大原芸術財団 大原美術館蔵
- 前田寛治《黒衣婦人像》1925年、油彩・カンヴァス、東京国立近代美術館蔵
- 前田寛治《麦わら帽の子》1920年頃、油彩・板、横須賀美術館蔵
- 前田寛治《裸婦》1928年、油彩・カンヴァス、神奈川県立近代美術館蔵
- 前田寛治《ダリヤ》1921年、油彩・カンヴァス、個人蔵/《海》1929年頃、油彩・カンヴァス、鳥取県立美術館蔵/《赤帽の子》油彩・カルトン、個人蔵
- 一九三〇年協会の仲間たちの作品として、佐伯祐三《広告(アン・ジュノ)》1927年、油彩・カンヴァス、大阪中之島美術館蔵、中山巍《アトリエの前田と里見》1929年、油彩・カンヴァス、公益財団法人大原芸術財団 大原美術館蔵
- アンリ・マティス《エトルタ ―海の断崖》1920年、油彩・カンヴァス、公益財団法人大原芸術財団 大原美術館蔵
生誕130年 前田寛治展の見どころ3選
- 代表作が各地の館から集まること。大原美術館の《二人の労働者》、東京国立近代美術館の《黒衣婦人像》、神奈川県立近代美術館の《裸婦》、横須賀美術館の《麦わら帽の子》と、所蔵先の異なる作品が一室に並びます
- 「ポエジイ」と「レアリスム」という画家自身の言葉が軸になっていること。「ポエジイのない絵はだめだ! ポエジイ! ポエジイ! ポエジイ!」(東京美術学校時代のノートより)、「私達は燃えるような生命の写実が必要である」(「一九三〇年協会 第四回展公募に際して」『美之國』1928年12月号)といった言葉が、作品を見る手がかりになります
- 前田ひとりの回顧展ではないこと。佐伯祐三や中山巍ら一九三〇年協会の会員の作品、さらにマティスの作品も並び、当時の若い画家たちが何を見て何を目指したのかという広がりのなかで画業をたどれます
料金・開館時間
- 観覧料は一般1,500円(1,200円)、学生950円(750円)、高校生500円(400円)、小中学生300円(240円)
- ( )内は前売・団体価格です。団体料金は20名以上から
- 前売料金での販売は2026年8月10日(月)から10月9日(金)まで。10月10日(土)から12月13日(日)は通常料金です。オンライン(ArtSticker)のほか、美術館窓口でも前売券・当日券を販売します
- 未就学児、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等およびその介護者は無料
- 企画展チケットで当日のコレクション展もあわせて観覧できます
- スペシャルチケットとして、オリジナルラベルワイン(赤or白)付き観覧チケット【限定80本】一般3,000円(前売2,700円)、コラボメニュー付き観覧チケット【ワインおつまみセット】一般2,600円(前売2,400円)があります
- 開館時間は9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 休館日は月曜日(10月12日、11月23日は開館)、10月13日(火)、11月24日(火)
最新情報は公式サイトで確認してください。
あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ
鳥取県立美術館は鳥取県倉吉市駄経寺町2-3-12にあります。JR倉吉駅からバスで約10分、「県立美術館前」下車。駐車場は110台です。1階にはミュージアムカフェ「GARDEN By Sevendays cafe」があり、本展の会期中は企画展コラボメニュー「生ハムとアボカドのタルティーヌ 〜鳥取のはちみつ添え〜」が用意されます(グラスワインとおつまみのセット。ワインは赤か白、はちみつは2種類から選べます)。前田寛治の故郷・北栄町では、同時期に「生誕130年 前田寛治展 〜故郷の愛蔵作品から〜」が北栄みらい伝承館(北栄町北条歴史民俗資料館/東伯郡北栄町田井47-1)で開かれます。会期は10月1日(木)から11月15日(日)まで、9:00〜17:00(入館は閉館の15分前まで)、料金は無料です。前田の代表作品の一部はこちらでも見られるとのことなので、車で足を延ばす計画も立てられます。
まとめ
「生誕130年 前田寛治 ―ポエジイとレアリスム 一九三〇年協会設立100年」は、2026年10月10日(土)から12月13日(日)まで、鳥取県立美術館3F 企画展示室で開催されます。33歳で早世した鳥取出身の洋画家の画業を、一九三〇年協会の仲間たちの作品と併せてたどる展覧会です。一般1,500円、企画展チケットで当日のコレクション展も見られます。会期中は4週連続の特別講演会やギャラリートークも組まれています。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
鳥取県立美術館
〒682-0022 鳥取県倉吉市駄経寺町2-3-12
全国の都道府県立美術館としてはほぼ最後発となる新館が、2025年3月に倉吉市で開館。「ひらかれ、つながる」をコンセプトに、現代アートを中心とした意欲的な展示を展開する。
美術館の詳細・アクセスを見る →鳥取県立美術館のその他の企画展
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